内容説明
どの本を選べば良いかわからない、子どもの反応に自信がない…そんなお母さんにプレゼントする、思わず抱きしめたくなる本。
目次
赤ちゃん
どんどん育つ
なかまとともに
自分を見つける
社会に目を向ける
トラブルはチャンス!
考える力
心の成長
ブックリスト―自然と科学・季節と行事
著者等紹介
湯澤美紀[ユザワミキ]
広島大学大学院博士課程後期単位修得退学、博士(心理学)。京都大学・ダラム大学での日本学術振興会特別研究員を経て、現ノートルダム清心女子大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
54
はじめにに書かれていた言葉が印象的でした。今、家庭や園で選ばれている本が、子どもたちに『受ける』『その場が盛り上がる』ものであって、『子どもの育ち』をしっかりと支えるものとは必ずしも言えないと感じ、この本を出版したとの事。赤ちゃんから就学前の子供たち向けの発達段階や季節に合わせた絵本の紹介をしている。各部門には子育てのポイントも書かれている。いくつか気になる本がありました。2019/12/11
みっこ
41
子どもの心の成長に寄り添った選書で、とても参考になりました。気になる作品は絵本用アカウントにポチポチ。また読みたい本が増えてしまった(笑)人生の困難や悲しみを疑似体験したり、少し怖い世界を覗かせるのも絵本の役目。可愛いイラストや楽しいストーリーの本ばかりにならないように、といったアドバイスが印象的でした。今は図書館で借りる本の半分を娘、半分を私が選んでいます。親が手出しできるうちはなるべく幅広く選びたいと思いました。2021/11/22
ヒラP@ehon.gohon
26
絵本は、子どもだけではなく大人も育てるのだという観点に感心して、この本を手にしました。 絵本そのものの受けとり方が、子どもの感性や社会性を育成するという発想だけではなく、その本を選書する大人も心を深めていくということを感じました。 時には子どもが介在しなくても、大人の心や知覚に響く絵本もあるのだと感じました。 知っている絵本が多い中で、同じ絵本の受けとり方、評価の仕方に、とても新鮮なものを感じました。 絵本を、もっと味わい深いものにしてくれる本だと思います。2022/07/23
anne@灯れ松明の火
26
新着棚で。お腹の中から始まり、子どもの成長についても丁寧に説明されている。その成長度合いに合わせて、さまざまな絵本を紹介。赤ちゃん向きには、カズコ・G・ストーンさんが多い。要チェックだな♪ タイトル名の索引だけでなく、テーマごとのまとめがあるのがいい。「春の交通安全」というテーマで、「たろうのおでかけ」「ちいさなねこ」が紹介されているのが気になる。残念なのは、文字が小さいこと。ローガンが進んだ私(涙)にはちょっと読みにくかった。2019/04/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
読み友さんの紹介で知った本。子どもの心の発達に重視しての選書が寄り添っている感がありました。タイトルの「大人も」というのは子育てのアドバイスが載っているからでしょうか?最近読んだ脇明子さんの所属する「岡山子どもの本の会」のメンバーでもある著者ですので、子どもたちへのリアルな選書に納得がいきました。2021/10/28